2006年2月15日

[ 映画 ]

博士の愛した数式

原作本を午前中に読み終わると同時に、どうしても映画が観たくなり、レディースデーということで行ってきました。

「博士の愛した数式」公式サイト

ひとつ失敗したな、と思ったのは、原作を読み終わった直後ということで、どうしても比べてしまうこと。「あのエピソードがない」とか、あの話がこんな風に…、とか、やっぱり純粋に映画を楽しめなかったのは残念でした。

いや、映画はとても良かったと思います。その、変えてしまったエピソードだって、単独で観ればじゅうぶん説得力があると思いますし。

静かだけれどなんだか温かくて、見終わったあと幸せな気分になれました。

「記憶が80分しか続かない」って、想像を絶する状況ですが、だからこそ毎日が新鮮、とポジティブに考えられる家政婦さんはスゴイ。数字と子どもをこよなく愛する博士と、その博士との時間を大切に過ごす母子。「優しい時間が流れてるなぁ」って感じで…。

キャストの皆さんはとても良かったです。成長したルート(吉岡くん)の回想という形も良かったし。

以下ネタバレ気味になりそうなので分けます。ちなみに、原作と思いっきり比較しちゃってます。

私としては、ルートとの交流、できればもっと数学の話中心であって欲しかった。でも、それだと観ている人が飽きてしまうのかな。あれだと、なぜルートや家政婦が、数学の魅力に目覚めていくのかがよくわからないような気がしました。博士との交流が、ほとんど野球中心になってしまっていたので。

あと、江夏がらみのエピソード。これはやっぱり物量の問題かな。特に博士へのプレゼントに関わる部分が残念。

もう一つ書くと、義姉との話。ちょっとドロドロしすぎかも。それにしても、あの「数式」から話がそっちに膨らんだのには驚きましたけど。

なんだか辛口になってしまいました。

でもやっぱり、この話はとても好きです。特に大事件が出てくるわけではないけれど、静かにゆっくり時が流れていく中で、登場人物たちの心の交流が描かれているのは、先日観た「高慢と偏見」にも通じるものがあるような気がします。

余談ですが、実は私も「素数」って惹かれます。それらしい数字を見つけると確かめたくなる気持ち、ちょっとわかるなぁ。ちなみに私の誕生日の数字も(たぶん)素数です。先程「認定」しました(^_^;。

博士の愛した数式←原作本はこちら。とても静謐でステキな作品です。

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