ようやく見ました「ウリナリ芸能人社交ダンス部2005秋ついに夢舞台へ!SPECIAL」。
いよいよ本場ブラックプールに挑戦、ということで、いかにも「総決算」という感じです。ひょっとしたらこれが最後なのかなー、と思ったり。最初の大会だけは見逃したものの、それ以降ずっと、8年くらい見てきた者としては感慨深いです。
以下調子よく書いていたらとんでもない長文になってしまいました。根気のある方だけでもどうぞ。
今回とても良かったのは「言い訳」がなかったこと。ケガしたとか前夜徹夜で練習したとか、ってやつ。そういう心配がなく、全力を尽くせたのは初めてじゃないのかな。
以前にも書きましたが、ワケのわからない奇抜な「必殺技」がなくなり、全体に基本を中心にした良い振付でした。やはり先生は選ぶものですね。このクラスであれば、立っているだけで目立つ人たちに難しいことをやらせるより、シンプルに音楽に乗せ、ポーズをきちんと決めた方が絶対有利です。ただ、ベーシックは身に付くまでに時間もかかります。基本重視なだけに、キャリアのない人たちの足元の弱さが目立つ結果になったような気もします。
彼らの活躍を自分のことのように喜ぶ享先生夫妻の姿に、あぁ、自分もそうだったなぁ、と昔を思い出しました。デキの悪い生徒が期待以上の結果を残すのは、コーチ冥利につきるというか、ある意味自分のこと以上に嬉しいんですよね。享先生由美先生も、それほどこの人たちに入れ込んでいたのかと思うと、選手時代近寄り難かった二人に、ちょっと親しみを感じました。
ただ、競技ダンスを実際やっていた者として最後まで気になったのが、予選を一回通っただけで「一勝」と言ってしまうこと…。はっきり言って、予選なんて何次まで通っても所詮「予選落ち」なわけで、百歩譲って昇級できて初めて「入賞」、決勝に残れば表彰式にも出られますしお土産も貰えますから気分はいいですが、本来「勝った」と言えるのは優勝だけ、というのがダンスの競技会です。厳しいですが。
この番組を通してしか競技ダンスを知らない人にはわからないことですが、実は「1級」というのは大して上位ではありません。実は競技選手と言えるのはそのさらに上の「A~D級」の人たちだけだったりします。
でも、これより上のクラスでは、いくら華のある芸能人だからと言って、ダンスを始めて1~2ヶ月の初心者が活躍できるはずはありません。なので、テレビ的に聞こえのいい「1級」という言葉の使えるあの手の競技会を選んだのは仕方のないことだと思いますし、また逆にそれだけの期間で、ある程度戦えてしまう芸能人の皆さんのポテンシャルもすごいと思います。実際、初心者にとって「一級挑戦」というのは無謀ともいえる話で、それを考えると、やっぱり「芸能人てすごい!」と素直に感心します。
それに対して「ブラックプールダンスフェスティバル」はまさに世界の最高峰。これは大げさでもなんでもありません。開催中に書いたエントリーで説明していますが、ここに出る人達はまさに世界のトップです。
今まで日本のアマチュア競技会の中でもかなり下のレベルで戦ってきた人たちが、いきなりここに挑戦するわけですから、それがいかに無謀かというのは観る前からわかっていたことでした(^^;。司先生もおっしゃってましたが、ブラックプールのアマチュア競技会は、プロとレベルが変わりません…。日本ではまだまだ、アマチュアのトップでもプロには全然かないませんが、その日本のプロも、世界のトップアマにはまずかないません。
競技会の公式サイトには全結果が載っているのですが、本戦に出ていれば一次落ちであっても名前があるはずなので、その前で落ちたことはわかっていました。
でも、ゴルゴ組も南原組も、確かに自分達の力を出し切ったと思うし、あれだけのメンバーの中で、物怖じせずに踊る姿には拍手を贈りたいです。
実際、彼ら二組を単独で見たら、すごく良く踊っていました。少なくとも、例の横浜大会に出ていた人たちと比べたら、まるで格が違います。でも、ちょっと視線を外して他の選手を見ると、音楽のタイミングの取り方、動きの緩急、スピンのスピードとキレなど、一つとして「勝てそうな要素」がない! 単純に、この大会に出るレベルに達していないということです。残念ですが、これが現実ですね。
今回この挑戦で終わりかと思われたのですが、本人達はまだやりたそうな雰囲気…。もしブラックプールに再挑戦するのであれば、南原組はやはり「シニア」戦が妥当ではないかと思います。20年くらい前に、全日本戦でモダン・ラテンとも無敵のチャンピオンだった望月夫妻というカップルがいたのですが、全日本戦の引退後にブラックプールのシニア戦で両部門優勝して話題をさらったことがあります。「シニア」と言っても対象は35歳以上。実際、ライジングスターに出てくるのは20代前半の選手がほとんどです。どう考えてもそっちの方が向いているでしょう。
最後に個々のカップルに対しての講評です。
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