2005年6月28日

「赤い疑惑」第二回

もう一つの「ようやく見たドラマ」、「赤い疑惑」第二回です。

前回は「なつかしーい」だけで結構見ちゃいましたし、好きなストーリーをなぞっているわけですから、ドラマそのものには特に文句はありません。役者さんたちは、こんなに台詞を多くしなくてもドラマを進められる力のある方ばかりなので、二回目のせいかその量がかなり気にはなりましたけど…。まぁ、このクドさが「大映ドラマ」ですから、それはいいんです。

今回のお話を見ていて一番違和感を感じたのは、治療方針と「告知」など、医療に関することです。

当時と今では医学常識も一般の人の医学知識も、それから白血病の治療法も、何もかも違っていたことは確かです。当時は私自身子供だったこともあって、何も知らなかったのでこの辺りで違和感を感じた覚えはありませんし、私の両親も今回のような話を見せられて違和感を感じていた様子はありませんでした。それほど、お医者さんのすることに疑問を持ったり、治療内容に対する知識を仕入れることが一般的ではなかったんでしょう。

でも、身内のガンを経験し、白血病やガンを含めて、医療に対する知識をいっぱい蓄えた現在、このドラマを見てみると、いろんなことに違和感バリバリ…。

例えば

  • 血液型の話。AB型とO型の組み合わせからAB型は生まれない。今は血液型に関する知識がすごく一般的になってしまったので、17歳の幸子が知らない、ということに違和感。まぁ、そこは百歩譲って当時は普通の高校生が知らなかったとしても、医学部の受験勉強している間にわかるでしょう。当時の医学部入試には生物は必須科目だったはずだし。
  • 放射線被爆で白血病になった幸子に放射線治療…。これってどうなんでしょうか? たぶん幸子は事故で全身に一生分の許容量を超えた量を被爆したはずで、そういう患者にさらに放射線を浴びせる、ってことがあり得るんでしょうか。疑問。
  • 白血病告知のこと。この当時はこれが当たり前だったんですよね…。「不治の病を告知することは残酷である」。このことに関しては、この30年間に、お医者さんの間の考え方もずいぶん変わりましたし、たぶん一般の人の考え方も…。私自身は「告知しないことこそ残酷だ」と思ってしまうんですけど、今の時代にこういう話を流すのって、やっぱり難しいと思いました。
    ただ、このドラマでは最終的に告知するわけで、その告知を乗り越える部分を見ていて、当時だってやっぱり「誠意をもって真実を話すこと」が一番本人の為なのだ、ってことが、きちんと描かれています。そういう意味では当時先進的だったのかも。

あと、医療ではないですが、このドラマの核の一つである「幸子の出生の秘密」。秘密にすることによって、結果としてみんなが傷ついてしまう。どうして本当のことを言ってあげないの?、と思わずにいられません。もちろん、当時「不倫」の果てに生まれた私生児に対する風当たりは、今からは考えられないほど強かったと思います。でも、当時をリアルタイムで知っている私でも、やっぱりついつい今の感覚で見てそう思ってしまいます。だいたい子供でしたからそういう男女の話はよくわからなかったし。

なので、当時を全然知らない若い人が、こういう展開についていけているのかどうか、それがちょっと心配です。それとも、みんな韓流ドラマで慣れてるのかな? (私は韓流ドラマを全然見てないのでわかりません)。

ちなみに、昭和50年代の設定ということで、飛行機の映像とか一生懸命昔のを使っていますが、沖縄のあの水族館、当時あったとは思えないんですよね。それに、はがきの切手代はたぶん50円じゃなかったと思います(^^;)。20円か40円かな。

しかし今回は展開早かったですね。一気に大学受験まで終わってしまうとは思いませんでした。昔のシリーズでは「大学受験~合格」って終盤の山場だった覚えがあるので。

でも、こうやって文句を言いながらも明日は最終回。きっと見てしまいます。だって、面白いんだもん。

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コメント(2)

赤いシリーズ何かと話題ですね。
生と死を描いた作品は、やはり心打たれます。
どうしても百恵&友和コンビと比較して
しまいますが、あまりにも伝説にあっているので
あまり比較しないように見ました。
こちらのブログでも投稿したので、
よかったらお寄りください。
コメントなんぞいただけると倍うれしいです♪(*^。^*)

Posted-by ぱんだ :2005年6月29日 23:18

コメント&TBありがとうございます。
まだ最終回見てないので、見てからまたお邪魔しますね。

Posted-by かれん :2005年6月30日 08:35

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