2005年1月16日

喜歌劇「こうもり」

昨夜は、年に二回のお楽しみ、「地元でオペラ(オペレッタ)」の日。

今回の演目は、プラハ国立歌劇場の引越公演、ヨハン・シュトラウス二世の喜歌劇「こうもり」。ウィーンフィルの「ニューイヤーコンサート」等でお馴染みの曲がたくさん出てきます。

今回も前回の「フィガロ」に引き続き、端寄りではありますが、オーケストラピットそばの最前列。幸い今回は打楽器が反対側で、目の前はハープだったので、バランス的には問題なく、いい感じで鑑賞できました。

ここのところ恒例となったのでずいぶん慣れてしまった感じもありますが、やはり海外歌劇団の引越公演は素晴らしいです。特に有名な歌手が出ているわけではありませんが、オーケストラ、合唱団、バレエ団、そしてソリストたち、と、演者はもちろん、大道具や衣装など、全部自前なだけあって、そのバランスや安定感は、日本のオペラ団とはレベルが違います。

以前に何かの雑誌で「東欧の歌劇団はお値段がリーズナブルなだけに内容もそれなり」なんて記事を読んだことがありますが、確かに西欧の一流どころよりは落ちるとしても、そんなところのチケットは高いし手に入らないし、庶民の手には届きません。「それなり」なんて言われても、少なくとも日本の「寄せ集めオペラ」よりは水準はずっと高いし、なのにお値段は安い、しかも地元、となったら、やはり聴きに(観に)行かずにはいられません。そして、毎回期待を裏切らない内容で、楽しませてもらっています。

今回も客席は満席。一番驚いたのは、託児室に行ったら子供がいっぱいだったこと。今まで何度も託児をお願いしてきましたが、うちの子一人だったことも多く、3人いたら「今日は多かったね」なんて言っていたのに、今回は10人以上。それだけ浸透してきたのでしょうか。

肝心の舞台ですが、内容の軽いオペレッタですから、耳馴染みの良いワルツやポルカに加えて、日本語のセリフをあっちこっちに交えたりして、「楽しませよう」という試みがふんだんに盛り込まれていました。何より、キャストが若くて美形揃いなのに感動。プリマのロザリンデ役の人は背が高くてスマートな美人だし、オルロフスキー公役のメゾソプラノの方も、宝塚の男役ばりの美形。歌ももちろん素晴らしかった。そして、第二幕舞踏会シーンの「電光と雷鳴」。全体的にとても良かったです。

でも、プラハって台所事情苦しいのかな。
第三幕の刑務所の看守とアルフレートが日本語でやりとりしているシーンでのセリフ(全部日本語)。


(後ろ向きになった看守が賄賂を要求するように手をヒラヒラさせるので、アルフレートが小銭を握らせると)
看「オーストリアのやくにんをバイシュウするなんて! それもこんなすくないキンガクで!」
ア(さらに小銭を握らせる)
看「おまえのショクギョウはなんだ?」
ア「おーぺらかしゅ」
看「どことケイヤクしているんだ?」
ア「プラーーハ」
看(気の毒そうに小銭を返し、さらにお札まで握らせる)

笑えました(^_^;。

そして、最前列の特権だったのは、舞台から匂ってくるシャンパンや葉巻の香りを楽しめたこと。
驚くことに、本物のシャンパンを惜しげもなく抜いていました。カーテンコールではシャンパンシャワーまでやってたし…。酒飲みながら舞台って、びっくりです。

次回は6月。今度は「カルメン」しかもバレエ「ボレロ」付です。ちなみにチェコ国立ブルノ歌劇場。またチェコですが(^_^;。

「カルメン」って大好きな曲がいっぱいで、それだけでも楽しみなのに、「ボレロ」まで観られるなんて…。今からワクワクです。

人気ブログランキング

コメント(3)

オペラ、ほんと羨ましいです。オペラのチケット、買えませんもの(ーー;)引越し公演とあればなおさら。。
#うちは託児にひっかからない年齢が既に1人いるので、なおのことチケットを買えないのでした(^_-)

こうもり、って楽しいですよね。市民オペラに出たことがあって(もちろん楽器で)、舞台の進行を聞きながらくすっとしたものです。見たいものです(^^ゞ

Posted-by きーちゃん :2005年1月17日 03:43

オペラ、お好きなんですね。 一番最近観たのが、Cosi` fan' tutte. でも途中、心地よくてウトウトしちゃった。(^_^;
コメントありがとうございました。

Posted-by canterina :2005年1月17日 09:54

◆きーちゃん
確かに高いですよね、オペラ。シンフォニーなんかと比べると倍ぐらいしますから。
でも、今回の「こうもり」と「魔笛」は、東京公演でもS席で二万円を切ってますから、「オーケストラ+歌+バレエ」の総合芸術と考えると、「リーズナブル」なんじゃないでしょうか。
引越公演といっても、東欧の歌劇団は日本の藤原歌劇団より安かったりしますから、狙い目ですよ。
こちらは、東京公演に比べると3千円~5千円安いので、交通費がかからないことを含めても、東京に国内オペラを見に行くより安く上がったりします。ヘタをすると劇団四季のミュージカルより安上がりかも…。
ただ、託児は確かに痛いですね。(託児も、東京より安かったりします。たまに無料のことも。)

◆canterinaさん
ご訪問ありがとございます。
オペラは夫が好きで、つきあいで行くようになったのが数年前です。
「Cosi` fan' tutte」とは…。初心者に近い私は寡聞にして知りませんでした(^_^;。
年に2回のお楽しみなので、最前列でかぶりつくようにして観てます。こういう機会があるのはとてもありがたいと思ってます。

Posted-by かれん :2005年1月17日 17:08

コメントする

※コメントについて
どなたでもコメントいただけますが、スパム防止のため、メールアドレスを必須とさせていただいています。(ダミー可)
cookie取得が不調のため、サインインしていただけると幸いです。各種IDをお持ちでなくても、このブログに登録することができます。(「サインイン」を選んで「サインアップ」してください。)
なお、サインインしてもお名前等入力欄が表示されますが、空欄にしておいてください。