2004年9月13日

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やられた

「不死鳥の騎士団」の内容がどうしても納得いかないので、映画を見て以来消化不良になっていた 「アズカバンの囚人」を読み返し始めてしまった。やっぱり映画のあの端折り方は半端じゃないぞ、とちょっと再確認している。

おまけに、「不死鳥の騎士団」のペーパーバックを注文して、しかも『「ハリーポッター」が英語で楽しく読める本』まで買ってしまった。

文句言いながら、実は今まで以上にはまってるんじゃん>自分。

すっかりJ.K.ローリング女史のマジックにやられてしまったらしい。

それにしても、そんな理由で買った「ハリーポッターが英語で楽しく読める本」だけど、これが実に面白い。

まだ原書に当たっていないけれど、「登場人物や地名の名前の由来」とか、ただ字面を見ただけではわかりづらい部分が解説されている。どの国でも同じことが言えると思うのだけど、文学にしろ、TV番組(ドラマでもコメディでも)にしろ、「文化背景がわからないと理解できない」ことって結構あると思う。また、原語での言葉遊びは、翻訳では意味がわからなくなっていることもある。

例えば、「ウィーズリー一家」の"Weasley"は、「いたち」を意味する「weasel」から来ていて、イタチは毛が赤いから全員が赤毛だったり、巣穴に住んでいるからその家が「隠れ穴」だったりする、なんていうのは、ただ「ウィーズリー」なんてカタカナの名前からはわからない。「隠れ穴」を訳すなら、姓も「鼬野(いたちの)」さんとか、そんな名前に訳したりしないと…。まぁ、それじゃイギリスの古めかしい全寮制の魔法学校のイメージが崩れまくってしまうから無理だろうけど(実際、国によっては登場人物の名前を変えてしまっているところもあるらしい。)

他にも、「スネイプ」は"snake"や"snail"あたりを連想させる名前だとか、「マルフォイ」の"mal"は「悪い」という意味だとか、イギリス人なら見ただけでピンときて、すぐにキャラクターをイメージできるようになっているらしい。まぁ、この辺の名付けは日本で言えば「ナニワ金融道」あたりが「名前がそのまんまキャラクターを表す」という感じでやっていて、うさん臭さ全開だった。

この本の著者は「ローリングは名付けの天才」なんて書いているけど、日本語でそれをやったら上記の通り下品になったり、コメディー以外の何物でもなくなってしまい、子ども向けファンタジーには合わない。だから訳せないのはわかる。でも、そのせいでそういう隠れた意味もわからなくなっているのは残念。翻訳モノの限界というやつだろうか。

あと、呪文が一覧になっているのはちょっとありがたい。呪文に使われている本来の意味も解説されているし。

とりあえず、一回日本語訳も読んだことだし、ペーパーバックが来たら挑戦してみよう。

その前に「アズカバンの囚人」を読んでしまわなくちゃ。たぶんそのあとは「炎のゴブレット」の再読だな。

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