2004年9月28日

「イグアナの娘」

夫に頼んで録画してもらってあった「イグアナの娘」第1回をようやく見た。

これは96年にテレ朝で放映されて、かなり話題になったドラマだが、私は当時、途中から、それも時々しか見られず、できれば1回からちゃんと見たいと思っていた。原作の萩尾望都のマンガも読んだが、これは設定だけ借りた別物。

今月に入って「テレ朝チャンネル」放映が始まったのを知り、時間はないけどチャンスもなかなかないから、と録画してもらったのだった。

それでも、見るまでは「このまま見られなかったらしかたないか」くらいに思っていたのを、時間ができたので見はじめたら、もう…テレビの前から離れられなくなってしまった。

第一回は、いつもエンディングで流れていた母と娘のシーンから。なるほど、最初から、母親になったリカ(菅野美穂)が娘にお話を聞かせる、という設定だったわけだ。それで、最終回に同じところにつながる、と。(ちなみに最終回は見た)。

最初はゆりこ(川島なお美)の出産シーン。川島なお美さんの若作り(!)に驚きつつ、生まれた子がイグアナに見えて、どうしても愛することができない、というところから話はスタート。

イグアナの着ぐるみは決していい出来ではないのだが、そんなことは全然気にならない。
自分以外にはかわいい女の子に見える娘が、自分にはどうしてもイグアナにしか見えず、苦しむゆりこ。2歳の時には無理心中まで図ろうとする。なんだか、現代の孤独な母親と重なって見える。それでも、このゆりこと娘リカには、愛情あふれる夫、父(草刈正雄)がいるのがまだ救いだけど。

そして、二番目の女の子マミが生まれると、そっちはゆりこにも普通の人間に見え、ゆりこはマミを溺愛してリカにつらく当たる。これがもう見ていられないくらい露骨。

小学生のとき、リカは母が父に「あの子のことがイグアナにしか見えない」と言うのを聞いてしまうと、それ以来リカ自身も自分のことがイグアナに見えるようになってしまう。
そして、リカがお小遣いを貯めたお金をはたいて、高価なスカーフをプレゼントすると、母は「こんなセンスの悪いものできない。返してきなさい」と言い、マミの描いた母親の絵だけをベタほめする。リカは「ママは私のことが嫌いなんだ。私がイグアナだから!」と家を飛び出して入水自殺を図る。

ここまで見て、もう泣けてきてしまった。小学生の女の子が、母親の愛情を得られず、自分のことも愛せずに絶望して自殺しようとするなんて…。

そして月日は流れて、リカとマミ(榎本加奈子/まだ初々しくてすごくかわいい)は高校生になっている。相変わらずゆりこはリカに冷たく、リカは暗くて卑屈な女の子になっている。イグアナの着ぐるみを何度も見ているせいか、それともイグアナの着ぐるみが彼女に似せて作られたのか、菅野美穂の顔がイグアナとダブる。

そんなリカも、同級生で、昔自殺を図ったときに助けてくれた岡崎(岡田義徳)に密かに想いを寄せている。そして、同じように岡崎に好意を持っていて、リカを毛嫌いする橋本(小嶺麗奈)に、後にリカのよき理解者となる転校生、三上(佐藤仁美)。

とりあえず登場人物が出揃い、これからリカの成長物語が始まる、という感じ。

第1回を見て、当時見ていて気になっていたところが大分スッキリした。そして、思いっきりのめり込みそうな予感に驚いている。

当時は子供を育てていなかったせいか「イグアナ」の暗喩がいま一つ理解できていなかったり、川島なお美の壮絶な「娘いじめ」にひたすら腹が立っていたような覚えがあるが、今となっては母親側の気持ちもわかるような気がする。ありのままの自分の子供を受け入れることができない、というのは、たぶん良くある話だし、自分だって思い当たる部分がある。何といっても、リカが自殺を図ったと知ったときのゆりこの取り乱しように、やっぱりこの人はいくら冷たく当たっても娘を愛しているのだということがわかって、ますますそれを実感。

一度最後まで(全部ではないけど)見ているので、話の流れはだいたい知っているけれど、それでも、これからに期待。

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